「アトピーを治したいけれど、何を食べればいいの?」
「小麦や乳製品、甘いものを控えた方がいいと聞くけれど、食べてはいけないものばかり増えてしまった」
このように悩んでいませんか?
結論からいうと、アトピーの人だけに共通する「これを食べれば治る」という食品はありません。
大切なのは、魚や大豆製品などのタンパク源、野菜、海藻、きのこ、主食などを組み合わせ、身体に必要な栄養とエネルギーを不足させないことです。
さらに、みらい整体院では「何を食べるか」だけではなく、食べたものを今の身体で無理なく消化できているかも大切にしています。
この記事では、アトピーの人が何を食べるべきか、具体的な食品や1日の食事例、注意したい食べ方まで分かりやすく解説します。
アトピーの人は何を食べるべき?まず知っておきたい食事の基本

アトピーの人が「何を食べればいい?」と迷ったときは、特別な健康食品から始める必要はありません。
まず意識したい食品をまとめると、次のようになります。
| 意識したいもの | 食品例 | 食事での役割 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 魚・豆腐・納豆・卵・肉など | 皮膚を含む身体の材料になる |
| n-3系脂肪酸 | イワシ・サバ・サンマなど | 必須脂肪酸を摂る |
| ビタミン・ミネラル | 野菜・果物・海藻など | 身体のさまざまな機能を支える |
| 食物繊維 | 野菜・海藻・きのこなど | 腸内環境を支える |
| 主食 | 米など | 身体を動かすエネルギーを確保する |
ポイントは、特定の食品だけを大量に食べるのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせることです。
食べ物だけでアトピーが治るわけではない
ここで知っておきたいのは、「食事を完璧にすればアトピーが治る」とは限らないことです。
アトピー性皮膚炎には、皮膚のバリア機能、免疫、遺伝的な要因、環境など複数の要因が関係しています。
食事は身体をつくるうえで重要ですが、アトピー治療そのものを置き換えるものではありません。
特にインターネットの情報を見て、小麦、卵、乳製品などを次々に自己判断で除去していくことには注意が必要です。
食物アレルギーなど個別の理由がない限り、「アトピーだからこの食品は禁止」と一律に決めるのではなく、必要な栄養を不足させないことから考えていきましょう。
アトピーの人におすすめの食べ物と栄養素

ここからは、「では具体的に何を食べればいいの?」という疑問に答えていきます。
大切なのは「アトピーに効く食べ物」を探すのではなく、皮膚を含めた身体を維持するために必要な栄養を、普段の食事から摂ることです。
魚|タンパク質とオメガ3脂肪酸を摂る
魚は、アトピーの人にも取り入れやすいタンパク源の一つです。
特にイワシ、サバ、サンマなどの青魚には、EPA・DHAと呼ばれるn-3系脂肪酸が含まれています。
n-3系脂肪酸とアトピー性皮膚炎については研究されていますが、現時点では「オメガ3を摂ればアトピーが治る」と断定できるほどの根拠はありません。
そのため、サプリメントで大量に摂るというよりも、肉だけに偏らないためのタンパク源の一つとして魚を取り入れるとよいでしょう。
焼き魚が重く感じる人は、煮魚やつみれ汁など、自分が食べやすい調理法に変えるのも一つです。
豆腐・卵・肉など|皮膚の材料になるタンパク質を不足させない
皮膚を含め、私たちの身体をつくるうえでタンパク質は欠かせません。
例えば、
・豆腐
・納豆
・卵
・鶏肉
・魚
など、さまざまな食品から摂取できます。
「タンパク質をたくさん摂れば皮膚が治る」という意味ではありませんが、極端な食事制限によって必要量まで不足しないようにすることが大切です。
みらい整体院では、さらに**「タンパク質を摂っているか」だけでなく、「その人が無理なく消化できているか」**という点にも注目しています。
この考え方については後ほど詳しく説明します。
なお、卵・乳・小麦など特定の食品を食べた後に蕁麻疹や呼吸症状、嘔吐などが出る場合には、自己判断で食べ続けず、食物アレルギーについて医療機関へ相談してください。
野菜・海藻・きのこ類|ビタミン・ミネラル・食物繊維を摂る
アトピーの食事では、「亜鉛がいい」「ビタミンCがいい」など、一つの栄養素だけが注目されることがあります。
しかし、一つの栄養素だけを追いかけるより、さまざまな食品を組み合わせる方が現実的です。
野菜、海藻、きのこ、果物などを取り入れることで、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを食事から摂取できます。
みらい整体院の既存記事では、アトピーと亜鉛・鉄・ビタミンCなど個別の栄養素についても詳しく解説しています。
アトピーと栄養不足の関係を詳しく見る:
アトピー性皮膚炎は何不足?必要な栄養素と不足を確認する方法
主食も抜きすぎない|身体に必要なエネルギーを確保する
「アトピーを改善したいから糖質をやめよう」と考える人もいますが、糖質は身体を動かすためのエネルギー源でもあります。
お菓子や清涼飲料水などに偏っている場合は見直す必要がありますが、「糖質=悪」と考えて主食まで極端に抜くこととは分けて考えましょう。
白米と玄米についても、「アトピーなら絶対に玄米」と決める必要はありません。
玄米には栄養面の特徴がありますが、食後に胃もたれやお腹の張りを感じる人もいます。
みらい整体院では、胃腸の状態によっては栄養価の高さだけを優先せず、消化しやすさを考えて白米を提案する場合もあります。
迷ったらこれでOK|アトピーの人の1日の食事例

「食品は分かったけれど、実際の食事にすると何を食べればいいの?」
という方は、まずシンプルに考えてみましょう。
例えば次のような組み合わせです。
朝食の例
・白米
・味噌汁
・豆腐または卵
・野菜のおかず
朝からたくさん食べると胃が重くなる人は、無理に品数を増やす必要はありません。
自分の食欲や体調に合わせて量を調整しましょう。
昼食の例
・白米
・焼き魚
・野菜のおひたし
・汁物
外食する場合も、「アトピー専用メニュー」を探す必要はありません。
主食だけ、麺だけといった食事に偏らず、魚や肉などの主菜と野菜を組み合わせる意識を持つだけでも食事のバランスは変わります。
夕食の例
・白米
・つみれ汁や煮魚
・温野菜
・豆腐などの副菜
これは「アトピーを治す献立」ではありません。
特定の食品を禁止しすぎず、タンパク源、野菜、主食などを無理なく組み合わせるための一例です。
完璧な食事を毎日作ることよりも、続けられる形を見つけることを優先してください。
みらい整体院がアトピーの食事で「消化吸収」を重視する理由

ここからは一般的な栄養の話とは少し分けて、みらい整体院が臨床で大切にしている考え方をお伝えします。
当院では、「何を食べるか」と同じくらい、今の身体がその食事を無理なく消化できているかを重視しています。
これは「消化不良がアトピーの原因」という意味ではありません。
アトピー性皮膚炎は多くの要因が関係する疾患であり、胃腸だけで説明できるものではないからです。
そのうえで、アトピーの方のお話を伺っていると、皮膚の悩みだけでなく、胃もたれ、お腹の張り、便通の乱れ、食欲の変化などを抱えている方もいます。
身体にいい食品でも「今の自分に合うか」を考える
例えば、
「玄米の方が身体によさそうだから、胃が重くても玄米を食べ続ける」
「タンパク質が大切と聞いて、肉を大量に食べる」
といった食べ方が、すべての人に合うとは限りません。
栄養価が高いことと、今の自分が食べやすいことは別です。
みらい整体院では、一般的な「身体にいい・悪い」という情報だけでなく、食べた後に胃が重くないか、お腹が張らないか、便通はどうかなども食事を考えるヒントにしています。
これは当院の臨床的な考え方です。
よく噛む・食べやすい調理法を選ぶ
今日からできることとして、まずは食事をゆっくり噛んで食べてみてください。
また、同じ食品でも、
「焼いた肉だと重いけれど、煮物なら食べやすい」
「生野菜をたくさん食べるとお腹が張るけれど、温野菜なら食べやすい」
など、人によって違いがあります。
何でも「アトピーにいい食べ物」に置き換えるのではなく、自分の身体の反応も観察してみましょう。
アトピーで避けたい食事・生活習慣も確認する:
アトピーで禁止・NGなこと7選|悪化を防ぐために見直したい食事・生活習慣
腸内環境を意識した食事はアトピーに役立つ?

腸内環境とアトピー性皮膚炎の関係については、現在も研究が続けられています。
ただし、「腸内環境を整えればアトピーが治る」と単純に考えないことが大切です。
野菜・海藻・きのこなどから食物繊維を摂る
食物繊維は腸内細菌との関係でも重要な栄養成分です。
野菜だけに偏らず、
・海藻
・きのこ
・豆類
・果物
など、さまざまな食品から摂ることを意識しましょう。
「腸活のため」と一つの食品だけを大量に食べる必要はありません。
普段の食事全体を整えることが基本です。
発酵食品やプロバイオティクスは万能ではない
ヨーグルト、納豆などの発酵食品やプロバイオティクスとアトピーについても多くの研究があります。
一部の研究では症状への効果が示唆されていますが、菌株、年齢、研究方法などによって結果が異なります。
そのため、「このヨーグルトを食べればアトピーが治る」と考えるのは適切ではありません。
発酵食品も普段の食事の選択肢の一つとして考え、自分の体調を見ながら取り入れましょう。
逆に注意したい食べ物は?「すべて禁止」にはしない

「何を食べるべきか」を考えると、反対に「何を食べてはいけないの?」も気になりますよね。
しかし、アトピーだからという理由だけで、小麦・卵・乳製品などを全員が一律に除去することはおすすめできません。
アトピー性皮膚炎に対する除去食について、AAAAI・ACAAIの2023年ガイドラインでも、ルーチンで行うことには否定的な推奨が示されています。
食物アレルギーが疑われる場合は医療機関へ
一方で、食物アレルギーは別に考える必要があります。
特定の食品を食べた後に、
・蕁麻疹が出る
・口や喉に違和感が出る
・嘔吐する
・咳や呼吸症状が出る
といった場合には、自己判断で食事を調整し続けるのではなく、医療機関へ相談してください。
特に子どもでは、自己判断による長期的な除去で必要な栄養が不足する可能性にも注意が必要です。
「何を控えるべきか」については、本記事で詳しく繰り返すと検索意図がずれるため、既存のNG記事で詳しく解説しています。
アトピーでやってはいけないこと・NG習慣はこちら:
アトピーで禁止・NGなこと7選|悪化を防ぐために見直したい食事・生活習慣
アトピーのためにサプリメントを飲んだ方がいい?

アトピーについて調べていると、亜鉛、ビタミンD、ビタミンC、オメガ3、乳酸菌など、さまざまなサプリメントが紹介されています。
しかし、アトピーだから全員が同じサプリメントを飲む必要はありません。
栄養とアトピーの関係についてはさまざまな研究がありますが、栄養素によってエビデンスの程度は異なります。
また、サプリメントは多く摂れば摂るほどよいものではありません。栄養素によっては過剰摂取による健康への影響もあります。
まずは普段の食事が極端に偏っていないかを確認しましょう。
特定の栄養素の不足が心配な場合や、極端な食事制限をしている場合、持病がある場合などは、自己判断で大量のサプリメントを摂るのではなく、必要に応じて医師などの専門家へ相談してください。
アトピーの人は何を食べるべき?よくある質問

アトピーに一番いい食べ物は何ですか?
一つだけ食べればアトピーが改善するという食品はありません。
魚や大豆製品などのタンパク源、野菜、海藻、きのこ、主食などを組み合わせ、必要な栄養とエネルギーを不足させないことが基本です。
アトピーなら小麦や乳製品をやめるべきですか?
アトピーであることだけを理由に、全員が小麦や乳製品をやめる必要はありません。
特定の食品を食べるたびに症状が出る場合や食物アレルギーが疑われる場合は、自己判断で長期間除去する前に医師へ相談してください。
アトピーには白米と玄米のどちらがいいですか?
どちらか一方がすべてのアトピーの人に適しているとはいえません。
玄米には栄養面での特徴がありますが、みらい整体院では胃もたれやお腹の張りなどがある場合、その人の消化状態に合わせて白米を提案することもあります。
「栄養価が高いか」だけでなく、無理なく食べられるかも考えてみましょう。
ヨーグルトや納豆を食べるとアトピーは改善しますか?
ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べるだけでアトピーが改善するとは断定できません。
プロバイオティクスについて症状改善を示唆する研究はありますが、菌株や対象者などによって結果に違いがあります。
普段の食事の一部として取り入れる程度に考えましょう。
食事を変えればステロイドをやめてもいいですか?
処方されている薬を食事の変更だけを理由に自己判断で中止・変更しないでください。
アトピー性皮膚炎では、薬物療法、スキンケア、悪化要因への対策などを組み合わせて治療していくことが基本です。
薬について不安がある場合は、処方した医師へ相談しましょう。
まとめ|アトピーの食事は「何を禁止するか」より「必要なものをどう食べるか」

アトピーの人が食事を見直すときは、「何を食べてはいけないか」だけを増やす必要はありません。
大切なポイントは次のとおりです。
・魚・豆腐・卵・肉などからタンパク質を摂る
・野菜、海藻、きのこなどを組み合わせる
・主食まで極端に抜かず必要なエネルギーを確保する
・特定の食品だけにアトピー改善を期待しない
・自分が無理なく消化できる食品や調理法も考える
みらい整体院では、アトピーを皮膚だけの問題として捉えるのではなく、食事や消化状態、睡眠、ストレス、自律神経なども含め、身体全体の状態を見ることを大切にしています。
代表・宿谷陽一自身もアトピーに悩んだ経験があり、柔道整復師としてアトピー整体の臨床に携わるなかで、「一般的に身体によいもの」だけでなく、「今のその人の身体に合っているか」という視点を重視してきました。
「食事にはかなり気をつけているのに変わらない」
「何を食べればいいのか分からなくなっている」
という方は、禁止する食品をさらに増やす前に、食事全体のバランスや消化状態、睡眠、ストレスなども一度振り返ってみてください。
なお、赤みや湿疹が急激に広がる、ジュクジュクや膿が増える、発熱する、眠れないほど強い痒みが続くといった場合は、食事だけで様子を見ず、早めに皮膚科などの医療機関へ相談してください。
▼実際に湿疹やアトピーが改善した方の体験談はこちら
患者様の声ページ
▼アトピー専門整体についてはこちら
アトピー専門整体ページ
▼HPA軸について詳しくはこちら
HPA軸とアトピーの関係を見る
※本記事で紹介した食事や生活習慣は、アトピー性皮膚炎の医学的治療に代わるものではありません。治療中の方は、処方薬を自己判断で中止・変更せず、症状に応じて医師へご相談ください。

監修者:宿谷 陽一(柔道整復師/施術歴16年)
- アトピー整体施術実績 延べ10,000件
- 幼少期からアトピーを経験
- HPA軸・自律神経・内臓機能に着目した独自整体を提供
- アトピー専門YouTubeチャンネル運営
- アトピー専門整体院を全国に展開
- 皮膚科医との対談実績あり
参考文献・参考情報
医療・皮膚科学関連
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
- AAAAI/ACAAI「Atopic dermatitis guidelines: 2023」
- European Academy of Allergy and Clinical Immunology(EAACI)
HPA軸・ストレス研究関連
私の名前は宿谷陽一と申します。
柔道整復師として16年の経験があります。
私自身、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドや薬を使っても改善しない時期を経験してきました。体重が12kgも激減し、全身から浸出液が止まらないほど重症化したこともあります。
そんな絶望的な状況の中、妻と生まれたばかりの娘を抱きしめたいという強い思いから、アトピー克服のための研究を重ね、試行錯誤の結果、ついに綺麗な肌を手に入れることができました。
この経験から、「アトピーで困っている人を一人でも多く救いたい」という思いが強くなり、当院の「アトピー整体」を考案しました。
アトピー克服には乗り越えるべき壁がありますが、叶えたい未来があるなら、私は自信を持って当院のアトピー整体をおすすめします。




