「赤ちゃんの頭に黄色いかさぶたができている…」
「毎日きれいにしているのに、私のケアが悪かったの?」
「もしかしてアトピー?」
我が子の肌に突然湿疹が出ると、「このまま治らなかったらどうしよう」と心配になりますよね。
赤ちゃんにみられる**乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)**は、頭皮やおでこ、眉毛、耳の周辺などに赤みや黄色っぽいかさぶたが現れる皮膚トラブルです。
大切なのは、「ママのお世話が悪いから起こる」と単純に考えなくてよいということ。
赤ちゃんの時期に活発になりやすい皮脂分泌など、乳児期特有の身体の変化が関係しています。
この記事では、「赤ちゃんの脂漏性湿疹はなぜ起こるの?」という疑問を中心に、アトピー性皮膚炎との違いや自宅でのケア、病院を受診する目安までわかりやすく解説します。
赤ちゃんの脂漏性湿疹とは?

乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんにみられる皮膚トラブルの一つです。
特に頭皮やおでこ、眉毛、耳の周辺など皮脂の多い部分に現れやすいのが特徴です。
乳児脂漏性湿疹はいつ頃から起こりやすい?
乳児脂漏性湿疹は、主に生後間もない時期から乳児期早期にみられます。
「生まれたときはきれいな肌だったのに、しばらくしたら急に湿疹が出てきた」というケースもあります。
赤ちゃんの成長とともに皮脂分泌などの状態も変化するため、症状の出方や続く期間には個人差があります。
頭皮・おでこ・眉毛・耳にみられる症状の特徴
乳児脂漏性湿疹では、次のような症状がみられることがあります。
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頭皮に黄色っぽいかさぶたができる
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フケのようなものが目立つ
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おでこや眉毛の周辺が赤くなる
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耳や耳の周辺に湿疹ができる
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皮膚が脂っぽく見える
こうした変化を見ると、「ちゃんと洗えていないから?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、脂漏性湿疹は単なる汚れや不潔だけで起こるものではありません。
では、なぜ赤ちゃんの肌に脂漏性湿疹ができるのでしょうか。
次に、この記事で最も重要な**「赤ちゃんの脂漏性湿疹の原因」**を詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんの脂漏性湿疹はなぜ起こる?主な原因を解説

赤ちゃんの脂漏性湿疹には、乳児期に活発になりやすい皮脂分泌などが関係していると考えられています。
つまり、「ちゃんと洗えていないから」「ママのお世話が悪かったから」という単純な問題ではありません。
ここでは、脂漏性湿疹が起こる背景をわかりやすく見ていきましょう。
原因① 赤ちゃんは皮脂分泌が活発になりやすい
赤ちゃんの肌はいつも乾燥しているイメージがあるかもしれませんが、生後早い時期には皮脂の分泌が活発になる時期があります。
そのため、頭皮やおでこ、眉毛、耳の周辺など皮脂の多い場所では、赤みや黄色っぽいかさぶたなどの脂漏性湿疹が現れやすくなります。
原因② ホルモンの影響で皮脂が増えると考えられている
乳児期に皮脂が多くなる背景の一つとして、母体由来のホルモンなどの影響が考えられています。
生まれて間もない赤ちゃんの身体には、お腹の中にいたときのホルモンの影響が残っています。その影響で皮脂腺が刺激され、皮脂の分泌が活発になることがあると考えられています。
つまり、乳児脂漏性湿疹には赤ちゃんならではの身体の変化が関係しているのです。
原因③ マラセチアなど皮膚の常在菌が関係する可能性
脂漏性湿疹には、マラセチアと呼ばれる皮膚の常在菌が関係している可能性も考えられています。
常在菌とは、健康な人の皮膚にも普段から存在している微生物のことです。マラセチアも「菌がいる=不潔」というものではありません。
脂漏性湿疹は一つの原因だけで起こるというより、皮脂分泌やホルモン、皮膚環境など複数の要素が関係していると捉えることが大切です。
汚れや不潔が原因?毎日洗っていても起こる?
「私の洗い方が足りなかったのかな…」と自分を責める必要はありません。
脂漏性湿疹は、赤ちゃんを清潔にしていても起こることがあります。
反対に、心配だからとゴシゴシ洗ったり、かさぶたを無理にはがしたりすると、赤ちゃんのデリケートな肌を傷つけてしまうことがあります。
大切なのは「たくさん洗うこと」ではなく、肌の状態に合わせてやさしくケアすることです。
ママの食事や母乳は脂漏性湿疹の原因になる?
赤ちゃんに湿疹が出ると、「私が食べたものが母乳に影響したのでは?」と心配になるママも少なくありません。
しかし、乳児脂漏性湿疹については、まず乳児期の皮脂分泌や皮膚環境などを中心に考えることが大切です。
湿疹があるという理由だけで、自己判断で母乳をやめたり、ママの食事を極端に制限したりする必要はありません。
ただし、湿疹が長く続く、強い痒みがある、ジュクジュクする、全身へ広がっていく場合などは、脂漏性湿疹以外の皮膚トラブルも含めて小児科や皮膚科に相談しましょう。
そしてママが特に気になるのが、**「この湿疹、もしかしてアトピーなの?」**ということではないでしょうか。
次は、脂漏性湿疹と乳児湿疹・アトピー性皮膚炎の違いを整理していきます。
脂漏性湿疹と乳児湿疹・アトピー性皮膚炎の違いは?

赤ちゃんに湿疹が出ると、特に心配になるのが**「アトピーでは?」**ということではないでしょうか。
脂漏性湿疹とアトピー性皮膚炎は、どちらも乳児期にみられることがあるため、見た目だけでは判断しにくい場合があります。
まずは言葉の違いから整理しましょう。
「乳児湿疹」と脂漏性湿疹の違い
「乳児湿疹」は一つの病名ではなく、赤ちゃんの時期にみられるさまざまな湿疹をまとめた呼び方です。
その中には乳児脂漏性湿疹のほか、アトピー性皮膚炎なども含まれます。
そのため、「乳児湿疹と言われた=脂漏性湿疹」「乳児湿疹=アトピー」とは限りません。
脂漏性湿疹とアトピー性皮膚炎の違い
乳児脂漏性湿疹は、頭皮や眉毛、耳の周辺など皮脂の多い部分に赤みや黄色っぽいかさぶたがみられるのが特徴の一つです。
一方、アトピー性皮膚炎は、痒みを伴う湿疹がよくなったり悪くなったりしながら続くことが特徴です。
アトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能や免疫反応など、さまざまな要因が関係しています。当院で参考にしている医学論文でも、アトピー性皮膚炎は皮膚バリア機能の障害や炎症など複数の要素が関係する疾患として説明されています。
ただし、乳児期は症状だけで区別することが難しいケースもあります。「この見た目ならアトピー」と自己判断しないことが大切です。
脂漏性湿疹があると将来アトピーになる?
脂漏性湿疹が出たからといって、それだけで将来アトピー性皮膚炎になると決まるわけではありません。
「黄色いかさぶたがあるからアトピーかも」と必要以上に心配するのではなく、まずは湿疹が出ている場所や痒み、症状がどのくらい続いているかを観察してみましょう。
症状が長引く、強い痒みがある、ジュクジュクする、繰り返し悪化するといった場合は、小児科や皮膚科で状態を確認してもらうと安心です。
では、乳児脂漏性湿疹はいつ頃まで続くのでしょうか?
次は、「このまま治らなかったらどうしよう」と心配なママに向けて、脂漏性湿疹の一般的な経過について解説します。
赤ちゃんの脂漏性湿疹は自然に治る?いつまで続く?

「このままずっと湿疹が治らなかったらどうしよう…」
赤ちゃんの顔や頭皮に湿疹が続いていると、不安になりますよね。
乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんの成長とともに皮脂分泌が落ち着くことで、自然に改善していくことが多い皮膚トラブルです。
乳児脂漏性湿疹の一般的な経過
乳児脂漏性湿疹は、生後早い時期に現れやすく、その後、成長に伴って皮脂分泌が減ってくると症状も落ち着いていくことが多いとされています。
そのため、黄色いかさぶたや赤みを見て、すぐに「治らない病気なのでは」と心配しすぎる必要はありません。
大切なのは、症状を無理に早く治そうとするのではなく、赤ちゃんの肌をやさしくケアしながら経過を見ることです。
改善までの期間には個人差がある
脂漏性湿疹が落ち着く時期には個人差があります。
また、赤ちゃんの湿疹がすべて脂漏性湿疹とは限らないため、症状がなかなか改善しない場合は「脂漏性湿疹だから大丈夫」と決めつけないことも大切です。
まずは毎日の肌の変化を見ながら、適切なスキンケアを続けていきましょう。
では、頭皮の黄色いかさぶたは取ってもいいのか、どのように洗えばいいのか、保湿は必要なのか。
次は、今日からできる赤ちゃんの脂漏性湿疹のケア方法を解説します。
赤ちゃんの脂漏性湿疹|自宅でできるケア方法

赤ちゃんの脂漏性湿疹を見つけると、「早くかさぶたを取ってあげたい」と思いますよね。
しかし、大切なのは無理にはがすことではなく、赤ちゃんの肌を傷つけないようにやさしくケアすることです。
頭皮の黄色いかさぶたは無理にはがさない
頭皮に黄色いかさぶたがあると、つい取りたくなりますが、爪で引っかいたり無理にはがしたりするのは避けましょう。
皮膚を傷つけると、赤みや炎症が強くなることがあります。
入浴時にやさしく洗いながら、自然に取れていくものを少しずつ落とすくらいに考えておきましょう。
頭皮や顔はやさしく洗って清潔を保つ
皮脂が気になるからといって、ゴシゴシ洗う必要はありません。
赤ちゃん用の洗浄料などをよく泡立て、指の腹で頭皮や皮膚をやさしく洗い、洗浄成分が残らないよう十分にすすぎます。
「皮脂を全部落とそう」とするのではなく、肌への刺激を抑えながら清潔を保つことがポイントです。
脂漏性湿疹は保湿する?しない?ワセリン・保湿剤の考え方
「脂漏性湿疹は脂っぽいから、保湿しないほうがいいの?」と迷うママもいるでしょう。
赤ちゃんの肌の状態は、部位や症状によって異なります。そのため、「脂漏性湿疹なら必ず保湿する・しない」と一律に決めるのではなく、肌の状態に合わせて考えることが大切です。
ワセリンや保湿剤を使用していて赤みや湿疹が悪化した場合は、いったん自己判断で使い続けず、小児科や皮膚科に相談しましょう。
赤ちゃんの肌を悪化させないために避けたいケア
脂漏性湿疹が気になると、つい「何かしてあげなければ」と思ってしまいます。
しかし、
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かさぶたを爪で無理にはがす
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頭皮や顔を強くこする
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1日に何度も洗って皮脂を落とそうとする
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赤ちゃん向けではない薬を自己判断で使用する
といったケアは避けましょう。
「早く治すためにたくさんする」より、「赤ちゃんの肌に余計な刺激を与えない」ことが大切です。
自宅でやさしくケアしていても、赤みやジュクジュクが強くなったり、なかなか改善しなかったりすることがあります。
では、どのような状態になったら病院へ行ったほうがよいのでしょうか?
次は、小児科・皮膚科を受診する目安について解説します。
こんな脂漏性湿疹は小児科・皮膚科へ|受診の目安

「このくらいの湿疹で病院へ行ってもいいのかな?」と迷うママも多いと思います。
乳児脂漏性湿疹は自然に落ち着くこともありますが、炎症が強い、症状が広がる、なかなか改善しない場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
赤み・ジュクジュク・炎症が強い、急に広がる
赤みが強くなったり、ジュクジュクしたり、湿疹が急に広がったりする場合は受診を検討してください。
特に、膿のようなものが出る、出血する、発熱や元気がないなど皮膚以外にも気になる変化がある場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。
なかなか治らない・繰り返す・痒みが強い
やさしくケアしていても湿疹が長引く、何度も悪化する、赤ちゃんが強く痒がる場合も、一度診てもらいましょう。
乳児期には脂漏性湿疹以外の皮膚トラブルもみられるため、「脂漏性湿疹だから大丈夫」と決めつけないことが大切です。
小児科と皮膚科はどちらを受診する?
湿疹など皮膚症状が中心なら皮膚科、発熱や哺乳量の低下など全身状態にも気になることがあれば、まず小児科へ相談するのも一つの方法です。
どちらへ行くか迷った場合は、普段赤ちゃんを診てもらっているかかりつけの小児科に相談してもよいでしょう。
薬やステロイドは自己判断で使用・中断しない
赤ちゃんにステロイド外用薬などが処方されると、「こんなに小さいのに使って大丈夫?」と不安になるかもしれません。
しかし、薬は症状や部位、赤ちゃんの状態などを確認したうえで医師が判断します。
インターネットの情報だけを見て、処方された薬を自己判断で減らしたり中断したりせず、不安なことは処方した医師や薬剤師に確認しましょう。
赤ちゃんの肌は日々変化します。
「受診するほどかな?」と迷ったときも、気になる症状が続いているなら一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。
まとめ|赤ちゃんの脂漏性湿疹は原因を知って慌てずケアしよう

赤ちゃんの頭に黄色いかさぶたや赤みが出ると、「私のケアが悪かった?」「アトピーだったらどうしよう」と不安になりますよね。
乳児脂漏性湿疹には、乳児期に活発になりやすい皮脂分泌やホルモン、皮膚環境などが関係していると考えられています。単純に「汚れているから起こる」と考える必要はありません。
この記事で特に覚えておいてほしいのは、次の4つです。
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脂漏性湿疹は頭皮・おでこ・眉毛・耳周辺などに現れやすい
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脂漏性湿疹とアトピー性皮膚炎は同じものではない
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かさぶたを無理にはがさず、肌への刺激を抑えてやさしくケアする
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赤みやジュクジュクが強い、長引く、広がる場合は小児科や皮膚科へ相談する
大切なのは、湿疹を見つけてすぐに「治らなかったらどうしよう」と結論を出すのではなく、赤ちゃんの肌の変化を見ながら適切に対応していくことです。
そして、湿疹が長く続いたり、「脂漏性湿疹ではなくアトピー性皮膚炎かもしれない」と心配になったりした場合は、自己判断だけで済ませず医療機関に相談しましょう。
▼実際に湿疹やアトピーが改善した方の体験談はこちら
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※本記事は、皮膚科学・腸内環境・自律神経・ストレス医学に関する国内外の研究、および当院での臨床経験をもとに作成しています。
湿疹やアトピーは個人差が大きく、 症状によって必要な検査・治療は異なります。
気になる症状がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

監修者:宿谷 陽一(柔道整復師/施術歴16年)
- アトピー整体施術実績 延べ10,000件
- 幼少期からアトピーを経験
- HPA軸・自律神経・内臓機能に着目した独自整体を提供
- アトピー専門YouTubeチャンネル運営
- アトピー専門整体院を全国に展開
- 皮膚科医との対談実績あり
参考文献・参考情報
医療・皮膚科学関連
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
- J-STAGE「皮脂マラセチアと皮膚疾患」
HPA軸・ストレス研究関連
- Association between Stress and the HPA Axis in the Atopic Dermatitis(PubMed収載論文)
- Evaluation of hypothalamic-pituitary-adrenal axis in patients with atopic dermatitis(PubMed収載論文)
- Vaughn AR, Notay M, Clark AK, et al. The Gut-Skin Axis in Health and Disease: A Paradigm With Therapeutic Implications.
※本記事内で紹介している生活習慣や整体的アプローチは、 医療行為の代替ではなく、 身体全体の状態を整えるための補助的な考え方として紹介しています。
私の名前は宿谷陽一と申します。
柔道整復師として16年の経験があります。
私自身、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドや薬を使っても改善しない時期を経験してきました。体重が12kgも激減し、全身から浸出液が止まらないほど重症化したこともあります。
そんな絶望的な状況の中、妻と生まれたばかりの娘を抱きしめたいという強い思いから、アトピー克服のための研究を重ね、試行錯誤の結果、ついに綺麗な肌を手に入れることができました。
この経験から、「アトピーで困っている人を一人でも多く救いたい」という思いが強くなり、当院の「アトピー整体」を考案しました。
アトピー克服には乗り越えるべき壁がありますが、叶えたい未来があるなら、私は自信を持って当院のアトピー整体をおすすめします。




