子供の頭皮に黄色っぽいかさぶたやフケ、赤みが見られると、「今使っているシャンプーが合っていないのかな?」「もっとしっかり洗った方がいい?」と心配になりますよね。
子供の脂漏性湿疹では、皮脂を落とそうとしてゴシゴシ洗うのではなく、年齢と頭皮の状態に合ったシャンプーを選び、やさしく清潔に保つことが大切です。
この記事では、子供の脂漏性湿疹に使うシャンプーの選び方、市販商品の比較、正しい洗い方、薬用シャンプーを使用するときの注意点まで、育児中のママにもわかりやすく解説します。
子供の脂漏性湿疹とは?シャンプーを選ぶ前に知っておきたいこと

まず知っておきたいのは、子供の頭皮に湿疹があるからといって、必ずしも「シャンプーが悪い」とは限らないことです。
特に赤ちゃんでは、皮脂の分泌や皮膚の未熟さなどが関係して、頭や顔周辺に脂漏性湿疹が見られることがあります。
子供の脂漏性湿疹に見られる症状
乳児期の脂漏性皮膚炎では、頭皮や額、眉毛の周辺などに、黄色っぽいかさぶたや鱗のような皮膚、赤みが見られることがあります。日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでも、乳児の脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎と区別する必要がある皮膚疾患として示されています。
「フケが多いから汚れている」と考えて強くこすると、かえって頭皮への刺激になるため注意しましょう。
乳児脂漏性湿疹は赤ちゃんに多い?
赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、皮膚のバリア機能もまだ十分に発達していません。そのため、皮脂や汗、摩擦などの影響を受けやすい時期です。
乳児期に見られる脂漏性湿疹は成長に伴って落ち着くこともありますが、症状の程度や経過には個人差があります。
「いつまでに治る」と決めつけず、頭皮がどう変化しているかを見てあげることが大切です。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌との違い
脂漏性湿疹とアトピー性皮膚炎は、赤みや皮むけなど見た目が似ている場合があります。
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能や免疫、遺伝的要因など複数の要因が関係する慢性的な皮膚疾患です。脂漏性湿疹と思ってシャンプーを何度も変えているのに改善しない場合は、自己判断を続けず皮膚科や小児科で確認してもらいましょう。
子供の脂漏性湿疹に使うシャンプーの選び方

脂漏性湿疹が気になる子供のシャンプー選びでは、「おすすめランキング」だけを見るのではなく、対象年齢・洗浄力・刺激・使用後の頭皮状態を確認することが大切です。
低刺激で洗浄力が強すぎないものを選ぶ
頭皮に皮脂やかさぶたがあると、「洗浄力の強いシャンプーで全部落とした方がいい」と考えがちです。
しかし、子供の頭皮を何度も洗ったり、強い力でこすったりすると、必要以上に刺激を与えてしまいます。
目的は皮脂を完全に取り除くことではなく、頭皮を傷つけず清潔に保つことです。使用後に赤み、かゆみ、乾燥が強くなっていないかも確認してください。
アミノ酸系・弱酸性シャンプーは選択肢の一つ
子供向けの商品では「アミノ酸系洗浄成分」「弱酸性」などの表示を見かけます。
こうした商品は選択肢になりますが、「アミノ酸系だから絶対に刺激がない」と考える必要はありません。
たとえばミノンベビー全身シャンプーは、公式情報で0歳から使用でき、弱酸性・泡タイプ・植物性アミノ酸系洗浄成分を使用すると案内されています。髪にも使用可能です。
商品表示を確認したうえで、その子の頭皮に合うかを見ることが重要です。
無添加・天然由来なら安心とは限らない
「無添加」「天然由来」「オーガニック」という言葉を見ると、子供にも安心というイメージを持つかもしれません。
しかし、それだけで脂漏性湿疹のある頭皮に適しているとは判断できません。
香料の有無だけではなく、対象年齢、使用できる部位、洗浄成分、使用方法まで確認しましょう。使い始めて赤みやかゆみが強くなる場合は、一度使用を中止して医師や薬剤師に相談してください。
ベビー・キッズ・全身用シャンプーの選び方
赤ちゃんの場合は、大人用の商品よりも、まず対象年齢が明記されたベビー向け洗浄料から検討すると選びやすくなります。
全身用でも髪・頭皮に使える商品があります。一方で、すべての全身洗浄料が洗髪向けとは限りません。
「子供に使えるか」「髪にも使えるか」「洗浄力が強すぎないか」「使用後に頭皮が悪化しないか」の順に確認すると、商品名や広告だけに惑わされにくくなります。
子供の脂漏性湿疹におすすめの市販シャンプーを比較

ここで注意したいのは、市販シャンプーを「脂漏性湿疹を治す商品」として選ばないことです。
シャンプーの役割は頭皮を清潔に保つことが中心です。年齢や症状によって必要なケアは異なります。
ミノンは脂漏性湿疹の子供にも使える?
ミノンには、0歳から使用できる「ミノンベビー全身シャンプー」があります。
メーカー公式情報では、弱酸性・無香料・無着色の泡タイプで、洗浄成分には植物性アミノ酸系洗浄成分を使用しています。髪にも使用可能です。
そのため、赤ちゃんの頭皮をやさしく洗いたい場合の選択肢にはなります。
ただし、「ミノンを使えば脂漏性湿疹が治る」という意味ではありません。炎症が強い場合はシャンプー選びだけで対応せず、医療機関へ相談してください。
コラージュの薬用シャンプーは子供にも使える?
コラージュフルフルネクストは、フケやかゆみの原因の一つとなる真菌に着目した薬用シャンプーで、抗真菌成分ミコナゾール硝酸塩などが配合されています。
ただし、大人の脂漏性皮膚炎と乳児期の脂漏性湿疹を同じものとして考えるのは適切ではありません。
特に乳幼児へ薬用シャンプーを使用する場合は、「脂漏性湿疹だから抗真菌成分入りを使おう」と自己判断せず、商品の使用条件を確認したうえで、必要に応じて皮膚科医・小児科医・薬剤師へ相談しましょう。
無印良品など市販シャンプーを選ぶときの考え方
無印良品のように「シンプル」「自然派」という印象のあるブランドを探す方もいるでしょう。
ただし、2026年8月時点の公式サイトでは複数のヘアケア商品が販売されており、現在の商品ラインナップは変化しています。ブランド名だけで「子供の脂漏性湿疹に向いている」と判断するのはおすすめできません。
商品ごとに対象年齢や使用部位を確認し、赤ちゃんであればベビー向け商品を優先してください。
ドラッグストアで比較するときの5つのポイント
店頭で迷った場合は、次の項目を比較すると選びやすくなります。
| 比較する項目 | 確認すること |
|---|---|
| 対象年齢 | 赤ちゃん・子供に使用できるか |
| 使用部位 | 髪・頭皮に使用できるか |
| 洗浄 | 洗浄力が強すぎないか |
| 成分 | 香料や薬用成分などを確認 |
| 使用後 | 赤み・かゆみ・乾燥が悪化しないか |
「人気だから」ではなく、「今の子供の頭皮に必要か」という視点で選びましょう。
子供の脂漏性湿疹を悪化させない正しいシャンプーのやり方

どのシャンプーを選ぶかと同じくらい重要なのが「どう洗うか」です。
高価な低刺激シャンプーを使っていても、爪を立ててゴシゴシ洗ってしまえば頭皮への刺激が増えてしまいます。
①ぬるま湯で髪と頭皮を十分に濡らす
最初からシャンプーをつけるのではなく、まずぬるま湯で髪と頭皮を十分に濡らします。
熱すぎるお湯は頭皮への刺激になりやすいため避け、子供が不快に感じない温度を心がけてください。
②シャンプーは泡立ててから使う
液体のシャンプーを直接頭皮に大量につけるより、手のひらで泡立ててから使用します。
赤ちゃんの場合は、最初から泡で出てくるベビー用洗浄料も扱いやすいでしょう。
③爪を立てず指の腹で優しく洗う
黄色いかさぶたやフケを見ると、取りたくなりますが、爪を立ててこすらないようにしましょう。
指の腹を使い、頭皮をなでるような感覚でやさしく洗います。
④シャンプーが残らないよう十分すすぐ
シャンプー成分が頭皮に残らないよう、洗う時間以上にすすぎを意識してください。
特に生え際、耳の後ろ、後頭部などは泡が残りやすいため確認しましょう。
⑤タオルでこすらず優しく乾かす
入浴後はタオルでゴシゴシこすらず、押さえるように水分を取ります。
ドライヤーを使用する場合も、頭皮の近くから熱風を長時間当てないことが大切です。
頭皮のかさぶたは無理に剥がさない
「早くきれいにしてあげたい」という気持ちは自然ですが、かさぶたを爪やブラシで無理に剥がすと、赤みや出血につながることがあります。
入浴によってやわらかくなった部分をやさしく洗い、自然に取れるのを待つことを基本にしましょう。
大切なのは「全部落とす」ことではなく、「頭皮を傷つけず清潔に保つ」ことです。
脂漏性湿疹に薬用シャンプーは必要?子供に使うときの注意点

「脂漏性湿疹なら薬用シャンプーの方がいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、すべての子供に薬用シャンプーが必要なわけではありません。
薬用シャンプーと普通のシャンプーの違い
一般的なシャンプーは主に髪や頭皮の汚れを洗い流す目的で使用します。
一方、薬用シャンプーには、フケ・かゆみを防ぐなどの商品目的に応じた有効成分が配合されています。
「薬用=子供の脂漏性湿疹に必ず適している」という意味ではありません。
マラセチアと脂漏性皮膚炎の関係
マラセチアは、人の皮膚にも存在している真菌の一種です。
成人の脂漏性皮膚炎ではマラセチアとの関連が知られており、抗真菌成分を含むシャンプーが使われることがあります。コラージュフルフルシリーズも、マラセチアなどの真菌に着目した商品です。
ただし、乳児に見られる脂漏性湿疹へ大人と同じ考え方をそのまま当てはめないことが大切です。
ミコナゾールなどの成分を子供に使う前の注意
薬用シャンプーを検討するときは、対象年齢、使用方法、注意事項を確認してください。
特に赤ちゃんや小さな子供で、強い赤み、ジュクジュク、出血、掻き壊しなどがある場合は、シャンプーを追加する前に医療機関へ相談した方が安心です。
シャンプーだけでなく確認したい子供の頭皮ケア

子供の頭皮トラブルでは、シャンプーだけに目を向けないことも大切です。
毎日シャンプーを変えるより、洗った後の状態や日常生活で刺激になっているものがないかを確認しましょう。
頭皮が乾燥している場合はどうする?
洗った後に頭皮がカサカサしている場合は、洗いすぎや乾燥が関係していることがあります。
ただし、脂っぽさやかさぶたが目立つ頭皮に、自己判断でオイルや保湿剤を大量に塗るのは避けましょう。
保湿が必要か分からない場合や炎症が強い場合は、医師へ相談してください。
汗・帽子・枕などの刺激も確認する
汗をかいたまま長時間帽子をかぶっていたり、枕や寝具が蒸れていたりすると、頭皮が不快になりやすいことがあります。
汗をかいたらやさしく拭く、帽子を長時間かぶり続けない、寝具を清潔にするなど、シャンプー以外の環境も見直してみましょう。
子供の脂漏性湿疹とシャンプーについてよくある質問

脂漏性湿疹はシャンプーだけで治りますか?
シャンプーだけで必ず改善するとは限りません。
シャンプーは頭皮を清潔に保つためのケアの一つです。症状が続く場合は、皮膚疾患の種類を確認することが優先されます。
脂漏性湿疹の子供は毎日シャンプーしていい?
年齢、頭皮の状態、使用する商品によって異なります。
毎日洗っていて乾燥や赤みが強くなる場合は、洗い方や製品が合っているかを確認しましょう。回数を増やしてゴシゴシ洗うのは避けてください。
赤ちゃんに大人用シャンプーを使ってもいい?
赤ちゃんの場合は、まず対象年齢が明確なベビー用商品から選ぶ方が分かりやすいでしょう。
大人用や薬用の商品を使用する場合は、メーカー表示や注意事項を確認してください。
脂漏性湿疹はいつ頃まで続きますか?
乳児期の脂漏性湿疹は成長とともに落ち着くこともありますが、経過には個人差があります。
「そのうち治るだろう」と放置するのではなく、悪化していないかを見てあげることが重要です。
子供の脂漏性湿疹で皮膚科・小児科を受診する目安

軽いフケやかさぶたで子供の機嫌も良ければ、やさしく洗いながら経過を見られることもあります。
一方、次のような変化がある場合は、シャンプーを次々と試すより医療機関へ相談しましょう。
赤み・かゆみ・炎症が強い
赤みが広がっている、強くかゆがる、眠れないほど掻いている場合は受診を検討してください。
ジュクジュク・膿・出血がある
皮膚がジュクジュクしている、膿のようなものが見える、掻き壊して出血している場合は、感染など別の問題が起きていないか確認が必要です。
シャンプーを変えても改善しない
「まだ合うシャンプーに出会っていない」と何種類も買い替える前に、一度診断を確認しましょう。
原因がシャンプーではない可能性もあります。
アトピー性皮膚炎などとの違いが分からない
乳児期には脂漏性皮膚炎以外にも、アトピー性皮膚炎など鑑別が必要な皮膚疾患があります。見た目だけで判断するのが難しい場合は、皮膚科・小児科で相談することが大切です。
New Gateが考える「皮膚だけを見ない」という視点

子供の脂漏性湿疹では、まず正しい診断と適切なスキンケアが大切です。
そのうえでNew Gateでは、アトピーなど慢性的な皮膚トラブルについて相談を受ける際、皮膚だけを見るのではなく、睡眠、ストレス、生活リズム、身体の緊張なども含めて確認することを大切にしています。
子供の皮膚症状は「シャンプーだけ」が原因とは限らない
頭皮に湿疹が出ると、どうしても「シャンプーを変えなければ」と考えがちです。
しかし、皮膚の状態には乾燥、汗、摩擦、生活環境などさまざまな要素が関係します。
だからこそ、商品を次々と替えるのではなく、「何を使ったか」「どう洗ったか」「使った後にどう変化したか」を見てあげることが重要です。
宿谷陽一が皮膚だけでなく身体全体を見る理由
New Gate代表の宿谷陽一は柔道整復師として16年の臨床経験があり、自身も幼少期からアトピーに悩んだ経験があります。アトピー整体では延べ10,000件の施術経験を積み、皮膚症状だけでなく身体全体を見る視点を大切にしてきました。
当院では、アトピーについてはストレス反応に関係するHPA軸や自律神経にも着目しています。ただし、脂漏性湿疹の原因をHPA軸だけで説明するものではありません。
今回のような子供の脂漏性湿疹では、まず皮膚科・小児科での適切な評価を優先してください。
子供の脂漏性湿疹におすすめのシャンプーと洗い方まとめ

子供の脂漏性湿疹で大切なのは、「どのシャンプーが一番いいか」だけを探し続けることではありません。
年齢と頭皮の状態に合った商品を選び、泡でやさしく洗い、十分にすすぎ、使用後の赤み・かゆみ・乾燥の変化を見ることが基本です。
「低刺激」「無添加」「薬用」といった言葉だけで判断せず、その子に使える商品かを確認してください。
また、赤みやかゆみが強い、ジュクジュクしている、何を試しても改善しない場合は、シャンプー選びだけで解決しようとせず、皮膚科や小児科へ相談しましょう。
脂漏性湿疹なのかアトピー性皮膚炎なのか分からない場合も、まず正しく状態を確認することが安心につながります。
▼実際に湿疹やアトピーが改善した方の体験談はこちら
患者様の声ページ
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アトピー専門整体ページ
▼HPA軸について詳しくはこちら
HPA軸とアトピーの関係を見る
※本記事は、皮膚科学・腸内環境・自律神経・ストレス医学に関する国内外の研究、および当院での臨床経験をもとに作成しています。
湿疹やアトピーは個人差が大きく、 症状によって必要な検査・治療は異なります。
気になる症状がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

監修者:宿谷 陽一(柔道整復師/施術歴16年)
- アトピー整体施術実績 延べ10,000件
- 幼少期からアトピーを経験
- HPA軸・自律神経・内臓機能に着目した独自整体を提供
- アトピー専門YouTubeチャンネル運営
- アトピー専門整体院を全国に展開
- 皮膚科医との対談実績あり
参考文献・参考情報
医療・皮膚科学関連
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
- J-STAGE「皮脂マラセチアと皮膚疾患」
HPA軸・ストレス研究関連
- Association between Stress and the HPA Axis in the Atopic Dermatitis(PubMed収載論文)
- Evaluation of hypothalamic-pituitary-adrenal axis in patients with atopic dermatitis(PubMed収載論文)
- Vaughn AR, Notay M, Clark AK, et al. The Gut-Skin Axis in Health and Disease: A Paradigm With Therapeutic Implications.
※本記事内で紹介している生活習慣や整体的アプローチは、 医療行為の代替ではなく、 身体全体の状態を整えるための補助的な考え方として紹介しています。
私の名前は宿谷陽一と申します。
柔道整復師として16年の経験があります。
私自身、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドや薬を使っても改善しない時期を経験してきました。体重が12kgも激減し、全身から浸出液が止まらないほど重症化したこともあります。
そんな絶望的な状況の中、妻と生まれたばかりの娘を抱きしめたいという強い思いから、アトピー克服のための研究を重ね、試行錯誤の結果、ついに綺麗な肌を手に入れることができました。
この経験から、「アトピーで困っている人を一人でも多く救いたい」という思いが強くなり、当院の「アトピー整体」を考案しました。
アトピー克服には乗り越えるべき壁がありますが、叶えたい未来があるなら、私は自信を持って当院のアトピー整体をおすすめします。




