「アトピー肌は毎日お風呂に入るべき?」「石鹸やボディソープは使った方がいい?」「保湿しているのに乾燥する」と悩んでいませんか?
アトピー肌のスキンケアでは、清潔を保つだけでなく、洗いすぎや摩擦などの刺激を減らすことも大切です。
この記事では、アトピー肌の入浴・シャワー・洗顔・保湿の基本と、みらい整体院が臨床で大切にしている「洗いすぎないスキンケア」について解説します。
アトピー肌のスキンケアで大切な3つの基本

アトピー肌のスキンケアでは、「洗いすぎない」「刺激を減らす」「乾燥から肌を守る」の3つを意識することが大切です。
ただし、スキンケアはアトピー性皮膚炎の治療そのものではありません。炎症が強い場合には、皮膚科で適切な治療を受けながらスキンケアを行うことが基本です。
アトピー肌が乾燥・刺激に弱い理由
アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥しやすい状態になっています。
皮膚の一番外側にある角層には、水分が外へ逃げるのを防いだり、外部からの刺激物質やアレルゲンなどの侵入を防いだりする役割があります。
ところがバリア機能が低下すると水分が逃げやすくなり、肌が乾燥します。さらに外部刺激の影響を受けやすくなり、かゆみを感じて掻くことで皮膚が傷つき、さらにバリア機能が低下する悪循環につながることがあります。
そのため、アトピー肌では「汚れをしっかり落とす」ことだけを目的にするのではなく、皮膚に必要以上の刺激を与えない視点も必要です。
スキンケアとアトピー性皮膚炎の治療は目的が違う
保湿や洗浄などのスキンケアは、皮膚を清潔に保ち、乾燥から守るために行います。
一方、赤みや炎症が強いアトピー性皮膚炎では、ステロイド外用薬などの抗炎症治療が必要になることがあります。
「スキンケアを頑張れば薬は必要ない」という意味ではありません。
処方されている薬がある場合は自己判断で中止・変更せず、医師の指示に従いながらスキンケアを続けましょう。
アトピー肌のお風呂・シャワー・身体の洗い方

アトピー肌のお風呂では、熱いお湯や強い摩擦を避けることが大切です。
日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」では、皮膚を清潔に保つために入浴・シャワー浴を行う一方、最適な入浴・洗浄方法は患者ごと、さらに同じ人でも時期や症状によって異なるとされています。
つまり「アトピーなら全員同じ洗い方」ではなく、現在の肌状態に合わせて考えることが重要です。
熱いお湯を避けてぬるめのシャワーで洗う
お湯は熱すぎない温度にしましょう。
同ガイドラインでは、入浴・シャワーの湯温として38〜40℃が示され、42℃以上では皮脂や天然保湿因子が流出しやすく、かゆみを引き起こすことがあるため推奨されていません。
「熱いお湯を当てるとかゆみが一時的に気持ちいい」という方もいますが、刺激が強くなりやすいため注意が必要です。
特にお風呂上がりに肌がつっぱる、乾燥する、かゆみが強くなるという方は、まず湯温を見直してみましょう。
シャワーの水圧や摩擦による刺激を減らす
温度だけでなく、皮膚に加わる物理的な刺激にも注意します。
強いシャワーを近距離から当てたり、ナイロンタオルなどでゴシゴシこすったりする必要はありません。
みらい整体院では、乾燥や炎症が強い方には、水圧を弱めたぬるめのシャワーでやさしく流す方法を提案しています。
身体を拭くときも、タオルで強くこするのではなく、肌を軽く押さえるように水分を取ると刺激を減らせます。
石鹸・ボディソープは肌状態に合わせて使う
「アトピー肌でも石鹸やボディソープは毎日必要ですか?」という質問をよくいただきます。
医学的には、皮膚を清潔に保つことは重要です。一方で、石鹸・洗浄剤を過度に使用すると皮膚の乾燥を悪化させる可能性があります。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、乾燥が強い症例・部位・季節や、石鹸・洗浄剤による刺激が強い場合には、石鹸の使用を最小限にすることが示されています。
一方、脂性肌や皮膚感染症を繰り返す部位などでは、洗浄剤の使用を検討する場合があります。
そのため「アトピーだから石鹸は絶対にダメ」と一律に考える必要はありません。
みらい整体院では、皮膚が非常に乾燥していて、入浴後につっぱりやかゆみが強くなる方には、石鹸やボディソープを使わず、ぬるめのお湯でやさしく洗い流す方法を提案することがあります。
アトピー肌でボディソープを使わない選択肢について詳しく見る:
アトピーでボディソープを使わない方がいい理由|お風呂上がりの痒みと乾燥を防ぐ正しい洗い方
湯船でかゆくなる人は無理に入浴しない
湯船につかること自体を、すべてのアトピーの方が避ける必要はありません。
しかし、入浴すると身体が温まり、かゆみが強くなる方もいます。また長時間の入浴後に肌の乾燥が強くなる場合もあります。
みらい整体院では、湯船につかるたびにかゆみや乾燥が明らかに強くなる方に対して、無理に長時間入浴する必要はないと考えています。
「身体を温めたいけれど、湯船に入るとかゆくなる」という方には、肌状態を見ながら足湯を取り入れる方法を提案することもあります。
足湯はアトピー性皮膚炎そのものを治療する方法ではありません。あくまで、全身を湯船につけずに身体を温めるための、みらい整体院で提案している生活上の工夫の一つです。
顔のアトピー肌はどう洗う?洗顔・化粧品の注意点

顔のアトピー肌では、汚れを落とすことだけでなく、摩擦や水圧などの刺激をできるだけ減らすことを意識しましょう。
ぬるま湯を手ですくってやさしく洗う
顔は人目につきやすいため、赤みや粉ふきが気になって何度も洗いたくなる方もいるでしょう。
しかし、乾燥している顔を強くこすったり、熱いお湯で何度も洗ったりすることはおすすめできません。
みらい整体院では、顔の乾燥や炎症が強い方には、ぬるめのお湯を手ですくい、顔にやさしくかけて流す方法を提案しています。
シャワーを顔へ直接当てると水圧が刺激になる方もいるためです。
洗顔後もタオルでゴシゴシこすらず、やさしく押さえて水分を取ります。
化粧水・化粧品は刺激が出ないか確認する
「敏感肌用」「アトピー肌向け」と書かれていても、すべての人に刺激が起こらないとは限りません。
新しい化粧品を使用した後に赤み、かゆみ、ヒリヒリ感などが出た場合は、「肌に良いものだから」と無理に使い続けないことが大切です。
特定の化粧品を使用した場所だけ繰り返し荒れる場合には、接触皮膚炎など別の問題が隠れている可能性もあります。
炎症が強いときや、何を使っても刺激を感じるときは皮膚科へ相談しましょう。
アトピー肌の保湿方法|保湿剤はどう使えばいい?

アトピー性皮膚炎では、保湿は基本的なスキンケアの一つです。
ただし、保湿剤は炎症そのものを治療する薬ではありません。目的を理解して、肌状態に合ったものを使用しましょう。
保湿は皮膚バリアを補うためのスキンケア
日本皮膚科学会のガイドラインでは、保湿剤の外用は低下した角層の水分量を高め、乾燥やかゆみを軽減するために推奨されています。
入浴後は皮膚から水分が失われやすいため、速やかに保湿することが基本です。
一方で、炎症が強い皮膚を保湿剤だけで治そうとするのは適切ではありません。
赤みやかゆみなどの炎症が強い場合は、医師から処方された抗炎症外用薬などを適切に使用することが大切です。
ワセリン・クリーム・ローションは肌状態に合わせる
保湿剤にはさまざまなタイプがあります。
・ワセリン:皮膚表面を覆い、外部刺激や水分蒸散から肌を保護したい場合に使われます。
・クリーム:伸ばしやすく、顔や身体など幅広い部位に使用しやすいタイプです。
・ローション:広い範囲に塗りやすく、使用感を重視したい場合に選びやすいタイプです。
「アトピーには絶対にこのタイプ」と決めるのではなく、部位、季節、乾燥の程度、使用感なども考えて選びます。
保湿するとかゆくなる場合は肌状態や製品を見直す
「保湿剤を塗るとかえってかゆい」という方もいます。
その場合、「保湿は必要だから」と我慢して同じ製品を使い続ける必要はありません。
保湿剤でも、まれに接触皮膚炎などが起こることがあります。また、炎症が強い皮膚では外用時に刺激を感じる場合もあります。
塗った後に毎回かゆみや赤み、ヒリヒリ感が強くなる場合は、使用している製品と現在の皮膚状態を見直しましょう。
アトピーで保湿剤を塗るとかゆくなる原因と正しい保湿方法:
アトピーに保湿剤はダメ?塗るとかゆくなる原因と正しい保湿方法を解説
みらい整体院が「洗いすぎないスキンケア」を大切にする理由

一般的には、アトピー性皮膚炎でも皮膚を清潔に保つことが大切です。
みらい整体院でも清潔にすること自体を否定しているわけではありません。そのうえで、乾燥が強い方には「洗うことが今の肌にどのような影響を与えているか」を確認することを重視しています。
「清潔にする」と「洗いすぎない」は両立できる
「清潔にする=石鹸で全身を毎日しっかり洗う」と考える必要はありません。
アトピー性皮膚炎ではもともと乾燥しやすく、バリア機能が低下していることがあります。
医学的にも、乾燥が強い場合や洗浄剤による刺激が強い場合には、石鹸の使用を最小限にするという考え方があります。
みらい整体院では特に、入浴するたびに肌がつっぱる、粉をふく、かゆみが増えるという方には、現在の洗い方が肌に合っているのかを見直します。
大切なのは「たくさん洗えば清潔になる」「まったく洗わなければアトピーが良くなる」という二択ではなく、その人の皮膚状態に合わせることです。
スキンケア後の肌の反応を見ることが大切
自分に合ったスキンケアを考えるときは、使用している商品の名前だけで判断しないことも重要です。
例えば、
・お風呂上がりにかゆみが強くなっていないか
・洗った直後に肌がつっぱっていないか
・シャワー後に赤みが増えていないか
・保湿剤を塗るとヒリヒリしないか
・スキンケアを変えた後に症状が変化していないか
などを確認してみましょう。
「アトピーに良いと言われているから続ける」のではなく、自分の肌がどう反応しているかを見ることが大切です。
宿谷陽一が現在も石鹸・ボディソープを使わない理由
みらい整体院 代表・宿谷陽一自身も、幼少期からアトピー性皮膚炎に悩んできました。
柔道整復師として臨床に携わりながら、自身のアトピーをきっかけに食生活、睡眠、運動、入浴、ストレス、身体への施術などについて学び、自分自身でも試行錯誤を重ねてきました。
現在はアトピーを克服して11年以上経過していますが、身体を洗う際には今でも石鹸やボディソープを使用していません。
これは「アトピーの人は全員、石鹸をやめるべき」という意味ではありません。
宿谷自身が、自分の乾燥しやすい肌にとって必要以上に皮脂を落とさないことを重視した結果、現在も続けているスキンケア方法です。
みらい整体院では、こうした宿谷自身の経験と延べ10,000件のアトピー整体の施術経験を踏まえながらも、一律の方法を押しつけるのではなく、その方の肌状態や生活に合わせて考えることを大切にしています。
アトピー肌のスキンケアで注意すること|悪化したら皮膚科へ

アトピー肌では、刺激をできるだけ増やさないことが基本です。同時に、強い炎症をスキンケアだけで何とかしようとしないことも大切です。
アトピー肌で避けたいスキンケア
特に次のような習慣には注意しましょう。
・熱いお湯で長時間入浴する
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗う
・強いシャワーを患部や顔へ直接当てる
・かゆみや赤みが増える製品を我慢して使い続ける
・皮膚を清潔にしようとして一日に何度も洗う
肌の反応には個人差があります。
「一般的に良い方法か」だけではなく、「自分の肌に刺激が出ていないか」を確認しましょう。
スキンケアだけで対応せず皮膚科へ相談したい症状
強い赤みや腫れ、ジュクジュクした滲出液、黄色いかさぶた、痛み、急激な悪化などがある場合は、皮膚科を受診してください。
皮膚感染症などを合併している可能性もあります。
また、適切にスキンケアしていても症状が続く場合や、特定の化粧品・保湿剤を使用した部分だけ繰り返し悪化する場合も医師へ相談しましょう。
ステロイド外用薬などを処方されている方は、自己判断で薬を中止したり減らしたりせず、治療方針について主治医と相談してください。
アトピー肌のスキンケアに関するよくある質問

Q. アトピー肌は毎日お風呂に入った方がいいですか?
皮膚を清潔に保つことは大切ですが、毎日必ず湯船につからなければならないわけではありません。
湯船につかるとかゆみや乾燥が明らかに強くなる場合は、ぬるめのシャワーなど、そのときの肌状態に合った方法を検討しましょう。
Q. アトピー肌は石鹸やボディソープを使わない方がいいですか?
すべてのアトピーの方が石鹸やボディソープを使わない方がよいとはいえません。
一方、乾燥が強い場合や洗浄剤で刺激を感じる場合は、使用する部位や頻度を減らすことが選択肢になります。汚れ、汗、皮膚感染の有無などによっても適切な方法は異なります。
Q. アトピー肌はシャワーだけでも大丈夫ですか?
湯船に入るとかゆみが強くなる方では、シャワー中心にする方法もあります。
その場合も熱いお湯を避け、水圧を弱くして、皮膚をゴシゴシこすらないことがポイントです。
Q. アトピー肌は保湿した方がいいですか?
一般的には、アトピー性皮膚炎のスキンケアとして保湿剤の使用が推奨されています。
ただし、保湿剤を塗るたびにかゆみ・赤み・ヒリつきが強くなる場合は、製品や現在の皮膚状態が合っているかを確認し、必要に応じて皮膚科へ相談しましょう。
まとめ|アトピー肌は「洗いすぎない・刺激しない・肌の反応を見る」
アトピー肌のスキンケアでは、清潔を保ちながら、熱いお湯・摩擦・洗いすぎなどの刺激を減らすことが大切です。
入浴や石鹸、保湿剤にも「全員に同じ正解」があるわけではありません。ケア後のかゆみ・乾燥・赤みを確認し、自分の肌状態に合わせましょう。
スキンケアを見直しても症状を繰り返す方は、皮膚科で治療を受けながら身体全体の状態を見直すことも大切です。
▼実際に湿疹やアトピーが改善した方の体験談はこちら
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※本記事は、皮膚科学・腸内環境・自律神経・ストレス医学に関する国内外の研究、および当院での臨床経験をもとに作成しています。
湿疹やアトピーは個人差が大きく、 症状によって必要な検査・治療は異なります。
気になる症状がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

監修者:宿谷 陽一(柔道整復師/施術歴16年)
- アトピー整体施術実績 延べ10,000件
- 幼少期からアトピーを経験
- HPA軸・自律神経・内臓機能に着目した独自整体を提供
- アトピー専門YouTubeチャンネル運営
- アトピー専門整体院を全国に展開
- 皮膚科医との対談実績あり
参考文献・参考情報
医療・皮膚科学関連
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
HPA軸・ストレス研究関連
- Association between Stress and the HPA Axis in the Atopic Dermatitis(PubMed収載論文)
- Evaluation of hypothalamic-pituitary-adrenal axis in patients with atopic dermatitis(PubMed収載論文)
- Vaughn AR, Notay M, Clark AK, et al. The Gut-Skin Axis in Health and Disease: A Paradigm With Therapeutic Implications.
※本記事内で紹介している生活習慣や整体的アプローチは、 医療行為の代替ではなく、 身体全体の状態を整えるための補助的な考え方として紹介しています。
私の名前は宿谷陽一と申します。
柔道整復師として16年の経験があります。
私自身、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドや薬を使っても改善しない時期を経験してきました。体重が12kgも激減し、全身から浸出液が止まらないほど重症化したこともあります。
そんな絶望的な状況の中、妻と生まれたばかりの娘を抱きしめたいという強い思いから、アトピー克服のための研究を重ね、試行錯誤の結果、ついに綺麗な肌を手に入れることができました。
この経験から、「アトピーで困っている人を一人でも多く救いたい」という思いが強くなり、当院の「アトピー整体」を考案しました。
アトピー克服には乗り越えるべき壁がありますが、叶えたい未来があるなら、私は自信を持って当院のアトピー整体をおすすめします。




