脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は何が違う?同じ病気なのか分かりやすく解説

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脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎の違いは?同じ病気なのか症状・原因・治療まで解説

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎の違いは?同じ病気なのか症状・原因・治療まで解説

「脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は何が違うの?」「病院では脂漏性皮膚炎と言われたけれど、ネットでは脂漏性湿疹と書いてある」と疑問に感じていませんか?

結論からいうと、脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は、基本的には同じ病態を指して使われる言葉です。

そのため、「脂漏性湿疹と言われたから脂漏性皮膚炎とは別の病気なのでは?」と過度に心配する必要はありません。

ただし、頭皮や顔に出る赤み、フケ、かゆみは、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、乾癬などでもみられることがあります。

この記事では、脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎の違いを最初に整理したうえで、症状・原因・似ている皮膚疾患との違い・治療・セルフケアまでわかりやすく解説します。

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎の違いは?基本的には同じ病態を指す

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は同じ病気?呼び方の違いを解説

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は、一般的には同じ病態を指す言葉として使われています。

医療現場や医学情報では「脂漏性皮膚炎」という名称がよく使われますが、「脂漏性湿疹」と呼ばれることもあります。

つまり、「脂漏性湿疹から脂漏性皮膚炎に変化した」という意味ではありません。

名前が違うため別の病気のように感じやすいのですが、まずは基本的には同じものを指していると理解しておくとよいでしょう。

「湿疹」と「皮膚炎」は何が違う?

「湿疹」と「皮膚炎」は、日常では少し違う言葉のように聞こえますが、医学では非常に近い意味で使われます。

湿疹とは、皮膚に炎症が起こり、赤み、かゆみ、ブツブツ、水疱、皮むけなどがみられる状態の総称です。「皮膚炎」も皮膚に炎症が生じている状態を表します。

そのため、病名によって「○○湿疹」「○○皮膚炎」と表現が異なることがあっても、名称だけを見て重症度や病気の種類を判断することはできません。

脂漏性皮膚炎とはどんな皮膚炎?症状と特徴を簡単に確認

脂漏性皮膚炎は、頭皮・髪の生え際・眉毛・鼻の周囲・耳周辺など、皮脂腺の多い場所に起こりやすい炎症性の皮膚疾患です。

フケのような鱗屑(りんせつ)、赤み、かゆみなどがみられ、黄色っぽく脂っぽい鱗屑が現れることもあります。

脂漏性皮膚炎の症状は?頭皮・顔・耳などに出やすい

頭皮に出るフケ・かゆみ・赤みの特徴

頭皮では、フケ、赤み、かゆみ、皮むけなどが代表的な症状です。

単なる乾燥によるフケと似ていますが、脂漏性皮膚炎では赤みを伴ったり、黄色っぽく脂っぽい鱗屑が付着したりすることがあります。

症状が続くと、掻くことで皮膚が傷つき、さらに刺激を感じやすくなることもあります。

顔・鼻・眉・耳周辺に出る症状

顔では、眉毛や眉間、鼻の脇、髪の生え際、耳の後ろなどに症状が出ることがあります。

赤みだけの場合もあれば、細かな皮むけやフケのような鱗屑を伴う場合もあります。

「乾燥肌だと思って保湿しているのに繰り返す」「鼻の横だけ赤みが治らない」といった場合にも、脂漏性皮膚炎が隠れている可能性があります。

成人と乳児では症状や経過が異なる

脂漏性皮膚炎は成人だけではなく乳児にもみられます。

乳児では頭部や顔面などに黄色っぽいかさぶたや鱗屑を伴うことがあり、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでも、乳児脂漏性皮膚炎は鑑別すべき疾患として示されています。

赤ちゃんの場合は成人とは経過やケアが異なるため、別記事で詳しく確認することをおすすめします。

赤ちゃんの脂漏性湿疹の原因や対処法を詳しく見る:
赤ちゃんの脂漏性湿疹の原因は?早く治すために知っておきたいこと

脂漏性皮膚炎はなぜ起こる?皮脂とマラセチアとの関係

皮脂とマラセチアが脂漏性皮膚炎に関係する

脂漏性皮膚炎の原因は完全には解明されていませんが、皮膚に常在するマラセチア属という酵母様真菌が重要な役割を持つと考えられています。

マラセチアは皮膚に存在する微生物なので、「マラセチアがいる=病気」というわけではありません。

皮脂の状態や皮膚環境、その人のマラセチアに対する反応など、複数の要素が重なって炎症につながると考えることが大切です。

体質・皮膚環境など複数の要因が関係する

「脂っこいものを食べたから脂漏性皮膚炎になった」「皮脂が多いことだけが原因」と単純に考えることはできません。

皮脂量だけでなく、皮膚の状態、年齢、体質、季節など、さまざまな条件が関係します。

そのため、「原因を一つだけ取り除けば必ず治る」という病気ではありません。

ストレスや生活習慣が悪化に関係することもある

睡眠不足や強いストレスが続いた時期に、「頭皮のフケや赤みが増えた」と感じる方もいます。

ただし、ストレスだけが脂漏性皮膚炎の原因というわけではありません。

皮膚の治療を基本にしながら、自分の場合は寝不足や疲労、生活リズムの変化などと症状に関連がないか振り返ってみる程度に考えるとよいでしょう。

脂漏性湿疹とストレスの関係について詳しく解説:
脂漏性湿疹はストレスが原因?悪化する理由と対策をわかりやすく解説

脂漏性皮膚炎とアトピー・乾癬・接触皮膚炎の違い

脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の違い

脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎は別の疾患です。

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹を慢性的・反復的に繰り返すことが特徴で、顔や首、関節部などさまざまな部位に症状が現れます。

一方、脂漏性皮膚炎は頭皮・眉毛・鼻周囲・耳周辺など、皮脂腺の多い部位に起こりやすいことが特徴です。

ただし両者が合併することもあり、症状だけでは区別しにくいケースがあります。日本皮膚科学会でもアトピー性皮膚炎の鑑別疾患として脂漏性皮膚炎が挙げられています。

脂漏性皮膚炎と乾癬・接触皮膚炎の違い

代表的な違いを整理すると、次のようになります。

疾患 出やすい場所 主な特徴
脂漏性皮膚炎 頭皮・顔・耳周辺 赤み、フケ、鱗屑
アトピー性皮膚炎 顔・首・関節部など 強いかゆみ、慢性的に繰り返す湿疹
接触皮膚炎 原因物質が触れた場所 赤み、かゆみ、かぶれ
乾癬 頭皮・肘・膝など 境界の比較的明瞭な赤みと鱗屑

頭皮の乾癬では、脂漏性皮膚炎より境界がはっきりした紅斑や鱗屑がみられることがあります。

写真や画像だけで自己判断しないことが大切

インターネットで「脂漏性皮膚炎 画像」と検索すると、多くの症例写真が出てきます。

しかし、写真が自分の症状と似ているだけで脂漏性皮膚炎と判断するのはおすすめできません。

アトピー性皮膚炎、乾癬、接触皮膚炎、頭部白癬など、見た目が似る疾患があるためです。

症状が長引く場合や広がる場合は、皮膚科で診断を受けましょう。

脂漏性皮膚炎はうつる?家族への感染が心配な方へ

結論からいうと、脂漏性皮膚炎は一般的な感染症のように、人から人へうつる病気ではありません。

脂漏性皮膚炎には「マラセチア」という真菌(カビの仲間)が関係すると考えられているため、「家族やパートナーにうつるのでは?」「同じタオルや枕を使っても大丈夫?」と不安になる方もいるでしょう。

しかし、マラセチアは脂漏性皮膚炎の人だけに存在するものではなく、健康な人の皮膚にも存在する常在菌の一つです。

そのため、「真菌が関係している=脂漏性皮膚炎が人から人へ感染する」という意味ではありません。

ただし、頭皮のフケや赤み、かゆみを起こす皮膚疾患の中には、感染性のものもあります。症状だけでは判断が難しい場合もあるため、脱毛や強い炎症、膿、急激な悪化などがみられる場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。

「なぜマラセチアが関係しているのにうつらないの?」「家族との接触は大丈夫?」「タオルや枕を共有してもいい?」など、脂漏性皮膚炎の感染について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

【内部リンク:脂漏性皮膚炎はうつる?を詳しく解説した記事はこちら

脂漏性皮膚炎の治療は?皮膚科で行われる治療とセルフケア

皮膚科では抗真菌薬やステロイド外用薬などが使われる

脂漏性皮膚炎では、症状や部位に応じて抗真菌薬、ステロイド外用薬などが治療に使われます。

抗真菌薬はマラセチアに働きかけ、ステロイド外用薬は炎症を抑えるために使用されます。

どちらを使用するか、どの程度の期間使用するかは症状によって異なります。

「ステロイドは怖いから急にやめよう」「調子がよいから自己判断で薬を変更しよう」とせず、処方された薬について疑問がある場合は医師に相談してください。

洗顔・洗髪で皮膚への刺激を減らす

脂漏性皮膚炎があるからといって、皮脂をすべて落とそうと強くこする必要はありません。

洗顔や洗髪では、爪を立てたりゴシゴシこすったりせず、皮膚への刺激を減らすことが基本です。

汗や皮脂を適度に洗い流しながら、刺激の強いケアを続けないようにしましょう。

シャンプーだけで治そうとしない

頭皮の脂漏性皮膚炎では、抗真菌成分などを含むシャンプーが治療に使われることがあります。

ただし、シャンプーだけですべての脂漏性皮膚炎が治るわけではありません。

赤みやかゆみが強い、かさぶたやジュクジュクがある、何週間も改善しないといった場合には皮膚科で相談しましょう。

脂漏性皮膚炎が治らない・繰り返す場合に考えたいこと

治らない場合は診断や治療方法を一度見直す

脂漏性皮膚炎は慢性的に経過し、改善しても再び症状が出ることがあります。

一方で、治療を続けてもまったく改善しない場合は、「本当に脂漏性皮膚炎なのか」を見直すことも大切です。

乾癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、真菌感染症など別の疾患が隠れている可能性もあるためです。

症状が改善した後も皮膚への刺激を減らすケアを続ける

症状が落ち着いた後も、強くこする洗髪や過度な洗浄など、皮膚を刺激する習慣を見直しましょう。

「症状がなくなった=二度と出ない」とは限らないため、自分の皮膚に合ったケアを無理なく継続することが大切です。

食事やサプリだけで改善しようとしない

「脂漏性皮膚炎で食べてはいけないものは?」「チョコラBBやサプリを飲めば治る?」と気になる方も多いでしょう。

しかし、脂漏性皮膚炎だから特定の食品を全員が禁止しなければならないわけではありません。

サプリメントも脂漏性皮膚炎そのものを治療する薬ではありません。

極端な食事制限をするより、まず皮膚科で必要な治療を受け、睡眠・食事・洗髪など基本的な生活習慣を整えることを優先しましょう。

脂漏性皮膚炎を繰り返す方へ|みらい整体院が大切にしている考え方

皮膚だけでなく身体全体の状態にも目を向ける

脂漏性皮膚炎そのものの診断や薬物治療は、皮膚科の領域です。

そのうえで、みらい整体院では、皮膚症状を繰り返している方を見る際に、皮膚だけではなく、睡眠・ストレス・生活リズム・身体の緊張など、その人の身体全体の状態にも目を向けることを大切にしています。

これは「整体で脂漏性皮膚炎を治す」という意味ではありません。

皮膚への適切なケアを行いながら、症状を繰り返している背景にどのような生活や身体の状態があるのかも一緒に整理していく、という考え方です。

ストレスと皮膚の関係を身体全体から考える

みらい整体院では、ストレスに対する身体の反応を考える一つの視点として「HPA軸」にも着目しています。

HPA軸とは、視床下部・下垂体・副腎をつなぐストレス反応に関わる仕組みです。

アトピー性皮膚炎については、心理的ストレスとHPA軸、皮膚バリア、炎症との関連を検討した研究があります。

ただし、HPA軸が脂漏性皮膚炎の原因だと医学的に確立されているわけではありません。

そのため当院では、HPA軸を脂漏性皮膚炎の原因として断定するのではなく、「皮膚だけでなくストレスに反応する身体全体を見る」という臨床的な視点の一つとして捉えています。

皮膚科治療と整体は役割を分けて考える

皮膚に強い赤みや炎症がある場合、まず必要なのは適切な診断と皮膚への治療です。

整体と皮膚科治療を「どちらか一方」と考える必要はありません。

みらい整体院では、必要な医療を否定するのではなく、皮膚科での治療を受けながら、睡眠やストレス、生活リズム、身体の緊張などについても見直したい方をサポートすることを大切にしています。

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎についてよくある質問

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は同じですか?

基本的には同じ病態を指す言葉として使われます。 医学情報では「脂漏性皮膚炎」という名称が一般的です。

脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎は同じですか?

同じ病気ではありません。 症状の出方や経過などが異なりますが、見た目だけでは区別が難しい場合もあります。

脂漏性皮膚炎は人にうつりますか?

一般的な感染症のように人から人へうつる病気ではありません。 関与すると考えられるマラセチアは皮膚に存在する微生物です。

脂漏性皮膚炎は自然に治りますか?

乳児と成人では経過が異なります。成人では慢性的に繰り返すこともあるため、症状が続く場合は皮膚科で相談しましょう。

まとめ|脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は基本的に同じ

脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は、基本的には同じ病態を指す言葉です。

大切なのは名称の違いより、自分にどのような症状があり、どの部位にどのような経過で出ているのかを確認することです。

頭皮や顔の赤み・フケ・かゆみが続いている場合には、アトピー性皮膚炎や乾癬など別の皮膚疾患との鑑別も必要になるため、自己判断だけで済ませず皮膚科へ相談しましょう。

皮膚科で治療を受けていても症状を繰り返し、皮膚だけでなく睡眠・ストレス・生活リズム・身体全体の状態についても相談したい方は、みらい整体院へご相談ください。

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※本記事は、皮膚科学・腸内環境・自律神経・ストレス医学に関する国内外の研究、および当院での臨床経験をもとに作成しています。

湿疹やアトピーは個人差が大きく、 症状によって必要な検査・治療は異なります。

気になる症状がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

監修者:宿谷 陽一(柔道整復師/施術歴16年)

  • アトピー整体施術実績 延べ10,000件
  • 幼少期からアトピーを経験
  • HPA軸・自律神経・内臓機能に着目した独自整体を提供
  • アトピー専門YouTubeチャンネル運営
  • アトピー専門整体院を全国に展開
  • 皮膚科医との対談実績あり

参考文献・参考情報

医療・皮膚科学関連

HPA軸・ストレス研究関連

※本記事内で紹介している生活習慣や整体的アプローチは、 医療行為の代替ではなく、 身体全体の状態を整えるための補助的な考え方として紹介しています。

ごあいさつ

私の名前は宿谷陽一と申します。
柔道整復師として16年の経験があります。
私自身、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドや薬を使っても改善しない時期を経験してきました。体重が12kgも激減し、全身から浸出液が止まらないほど重症化したこともあります。

そんな絶望的な状況の中、妻と生まれたばかりの娘を抱きしめたいという強い思いから、アトピー克服のための研究を重ね、試行錯誤の結果、ついに綺麗な肌を手に入れることができました。

この経験から、「アトピーで困っている人を一人でも多く救いたい」という思いが強くなり、当院の「アトピー整体」を考案しました。

アトピー克服には乗り越えるべき壁がありますが、叶えたい未来があるなら、私は自信を持って当院のアトピー整体をおすすめします。

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